クアラルンプールへのビジネストリップ
先週、クアラルンプールに行ってきました。今回の目的はホルモン治療における私たちのパートナーであるマレーシアのステファニーとアンドリューが主催した、ニール・ルージェ医師と奥様キャロリンを招いたイベントに参加することでした。3日間、彼らと素晴らしい時間を過ごしました。
到着した水曜日には、まずニールのお誕生日をお祝いしました。今年、ニールは股関節の手術を受け、その後感染症やカルシウムの蓄積による激しい痛みに苦しんでいました。一時は足の切断寸前にまで悪化してしまいましたが、画期的な手術によってそれは免れました。膝の代わりになるものを置き換えたという手術だそうです。この手術は非常に複雑で難しく私は詳しく説明することができませんが、歩けるようになったのは奇跡のようです。しかし、再び感染が発生し、今も深刻な痛みと闘っています。
例年、ニールが講演するWorld Link Medicalのカンファレンスに出席していますが、今年は以前おニュースレターでお伝えしたイタリアでの結婚式に参加するため、叶いませんでした。ニールの身体のことも心配でしたし、一年も会わずにいるのは長すぎると思ったので、今回東南アジアの医師向けWorld Link Medicalが開催されるマレーシアまでいくことにしたのです。
ニールとは20年以上にわたり仕事をしてきた大切なパートナーであり、私のホルモンドクターであり、私たちが抱える患者さん達を見守る責任者でもあります。
今回の旅では、もう一つ楽しみがありました。マレーシアにある新しい薬局「ASLラボ」の視察です。この新施設での運営開始を目前に控えています。施設は一流の設備で、最高品質のホルモンを提供できる体制が整っています。今、私たちは彼らとの提携を交渉中で、このパートナーシップが実現すれば医師は患者さんに、より低価格でホルモンを提供できるようになります。日本でホルモン治療がもっと身近な存在になることが私の切なる願いです。
今回の旅ではニールのお誕生日だけでなく、ニールとキャロリンの結婚43周年記念、ステファニーとアンドリューの新薬局の開業も一緒に祝うことができました。
ニール・ルージェ医師に会うことが主な目的でしたが、思った以上に実り多い日々となりました。行こうかなと思った時は行くべき。それをこの旅で実感しました。