新年の伝統と新しい楽しみ
2025年が始まりました。29日にオレゴン州ポートランドから帰宅すると、クリスマスリースは片付けられ、玄関にはしめ飾りが掛けられていました。鹿児島の株式会社アルファインの坂元さんから毎年いただく美しい手作りの門松を玄関の両側に飾り、鏡餅も飾りました。2024年の御守りをすべて袋にまとめて明治神宮に返納する準備もし、何とか新年を迎える準備を整えることができました。
毎年1月2日午前9時、私は明治神宮での初詣の祈祷に申し込みます。そして毎年、神主さんが祈祷の中で最初に私の会社名「MRi(エム・アール・アイ)」の名前を挙げてくださるのです。その場にいると、心が洗われるような気持ちになり、新年を清々しい気持ちで迎えられます。明治神宮への初詣は、私にとって本当に大切な儀式です。
祈祷の後は、毎年ハウスキーパーマネージャーのニラと一緒にグランド ハイアット 東京の料亭「旬房」で懐石料理をいただくのが恒例です。今年は友人のミツコさんもお誘いして、一緒にお昼を楽しみました。
その後、ニラがプレゼント用に草間彌生の人形を買いたいと言うので、森美術館のミュージアムショップに立ち寄りました。気づけば1時間以上も滞在してしまうほど、面白いものがたくさんある場所なのです。そこで私の目に留まったのが、スカジャンを着ている ほっと変わったサラマンダー(山椒魚)のアート作品でした。作家の井上裕紀さんは2003年の初個展から一貫してサラマンダーをモチーフにした作品を制作し、現代社会における情勢やカルチャーをシニカルかつユーモラスに表現し続けているアーティスト。その中でも恵比寿大黒のスカジャンをまとったサラマンダーがどうしても欲しくなってしまいました。さらに、店員さんから「これが一点物のオリジナルで、アーティストのサイン入り」と聞いたら、もう買わずにはいられません。そうしてこの子は我が家にやってきました。
帰り道は、ルブタンやバレンシアガのショップに寄り道しながら、再びグランド ハイアット 東京に戻り、「フィオレンティーナ」でケーキとコーヒーを楽しみました。
とても楽しい午後でした。毎年同じ時期に同じことを繰り返すという慣習も大好きですが、そこに少しずつ新しいことを加えていくのも素敵ですよね。今年も新しい年の始まりにふさわしい一日となりました。
みなさんはどんなお正月を過ごしましたか?