酉の市〜神に祈りを捧げる伝統の行事〜
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私は伝統を大切にしています。
記憶している限り、毎年欠かさず通っているのが酉の市。
来る年の幸運や商売繁盛を願って開かれる、灯りと人の熱気に満ちたお祭りです。

今年は二度行われます。
一の酉が11月12日、二の酉が11月24日。
どちらも暦の上で“酉の日”にあたる、縁起の良い日です。
多くの人は仕事帰りに訪れるため、提灯が灯る頃には肩が触れ合うほどの人混み。
人々は太鼓の音に負けずと声を張り上げます。
昨年は混雑を避けようと午後3時に行きましたが、
それでも長い列に並び、古い熊手を返してお参りを終えるまでに時間がかかりました。
今年は神様にもっと早くご挨拶をしようと思い、午前9時に花園神社でスタッフと待ち合わせることにしました。
8時に家を出てタクシーを拾い、まだ静けさの残る街に到着しました。
8時半の通りは静かで、朝の空気の中にほんのりとお香の香りが漂っていました。
多くのお店はまだ開店していませんでしたが、
毎年お世話になっているお店は、ちょうど準備が始まったところでした。
目に飛び込んできたのは、七福神を飾った立派な熊手。
昨年よりも大きく華やかで、もちろん高価です。
熊手は福や運をかき集める縁起物、その熊手は幸運を約束しているかのように輝いています。
「少し考えます」と伝えて、一旦その場を離れ、待ち合わせの場所へ。

伊勢丹スタッフの為政さん、私たちの施術を担当してくださっているエステティシャンの赤根さん、
MRiのスタッフが約束した時間に集まり、朝の光の中で笑顔を交わしました。

全員で感謝と希望に心をひとつにし、手を合わせて祈りを捧げました。
そしてもちろん、最初に見ておいた七福神の熊手に決めました!
2026年が皆さまにとって、光と笑顔、そして幸運に満ちた一年となりますように。











